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 Optimusは,NVIDIAが2010年2月9日に発表した,単体GPU(以下,GPU)とIntel製のCPUやチップセットに統合されたグラフィックス機能(以下,IGP)をシームレスに切り替える技術だ。事前説明会のレポートでお伝えした概要からも分かるように,ノートPCにおけるGPUの位置づけを変える可能性を持つ技術といっていいだろう。

 搭載製品の発売は春以降ということで,性能評価などにはまだ少し気の早い技術なのだが,幸いにもOptimusを搭載する実機を試用する機会を得たので,ゲームを中心にOptimusの詳細や,実際のところゲーマーにとってどうなのかといったあたりをプレビューとしてレポートしていきたい。





シームレスにIGPからGPUへ,GPUからIGPへと切り替わるOptimus









今回試用したASUSTeK UL50Vf

 今回試用したのは,Optimusを搭載する最初のノートPCとなるはずのASUS UL50Vfだ。モバイル向け超低電圧版のCore 2 Duo SU7300/1.3GHzを搭載,チップセットにIntel GM45 Expressを採用し1366×768ドット15.6インチの液晶ディスプレイを備える大型のノートPCだ。それ以外のところでは,メモリ4GB,ハードディスクは2.5インチ320GB,IEEE802.11nに対応する無線LANとBluetooth(v2.1+EDR),1000BASE-T対応の有線LANを内蔵している。

 実はこのノートPC,国内販売予定はないとのこと。したがって,このノートPC自体の使い勝手などを検証してもあまり意味がないので,細かなスペックの説明は切り上げて,以降はOptimusを重点的にチェックしていくことにしたい。

 ただし,インストールされていたOSは64bit版Windows 7 Ultimateだったが,このレビューでは国内のゲームを利用する関係で,日本語環境を追加インストールし日本語版のWindows 7 Ultimate 64ビット版と同等にしてテストしていることは付記しておきたい。 








デバイスマネージャをチェック。ディスプレイは一つしかないがディスプレイアダプタは二つ見える

 さて,肝心のOptimusをサポートするGPUとして,本機ではGeForce G210Mを搭載している。デバイスマネージャをチェックすると二つのディスプレイアダプタが確認できるが,ディスプレイは内蔵の液晶パネルの一つしかない。ディスプレイがつながっていないGeForce G210Mが一つ余分にあるような構成になっていることが分かる。



 試用機には,GPUのオン/オフ状態を確認できるNVGPUStateViewer_64.exeというツールがインストールされており,現在のGPUの動作状況を画面上で確認できるようになっていた。








NVGPUStateViewer_64.exeは,GPUのオン/オフの状態を表示してくれるツールだ

 画面例のように,ゲームなどを起動していない状態ではOFF……つまりIGPのみで動作していることが確認でき,ゲームなどを起動し,GPU側が機能するとONと表示されるツールだ。このツールが製品にも添付されているかは不明だが,のちのテストで明らかになるように,少なくとも同等のツールがないと困る局面を確認している。



 さて,OptimusでGPUがオンになる条件は,事前説明会では次のように説明されていた。




  • NVIDIAから提供されるプロファイルに登録されているゲームなどを起動すると自動的にオンになる

  • ユーザーが登録したEXEファイルを起動するとオンになる




 NVIDIAから提供されるプロファイルはNVIDIA社内の検証チームが作成しているということだが,NVIDIAでは,以前からNVIDIA SLI Technologyや,ドライバによるアンビエントオクルージョンのプロファイルなどで,アプリケーションごとの検証を行ってきた経緯があり,プロファイルの提供はOptimusが初めてではない。そういった経験を積んでいるNVIDIAだけに,「メジャーな洋ゲー」ならたいていはプロファイルに登録されていると見ていいだろう。

 そこで,まずはメジャーなゲームの代表格として「Left 4 Dead」をインストールし,Optimusの動作を確認してみた。








SteamからLeft 4 Deadを起動すると,さくっとGPUがオンになることがツールで確認できた







 LEFT 4 DEADはSteamクライアントから起動されるゲームだが,ムービーを見れば分かるように,起動するとすんなりとIGPからGPUへと切り替わり(OFF→ON),LEFT 4 DEADを終了させるとGPUからIGPへと切り替わる(ON→OFF)。事前説明会のレポートでも述べたとおり,実にあっけないものだが,このあっけなさこそOptimusの画期的なところだろう。ユーザーが手を下さずともGPUとIGPが使い分けられるというのは,このOptimusが史上初といっていい。





Optimusの設定をチェックする




 前宣伝どおりの動作を確認したところで,Optimusの設定をチェックしてみることにしよう。

 当然ながら,Optimusを採用するPCには,Intel Graphics Media Accelarator(GMA)のドライバとNVIDIAのOptimusドライバがインストールされている。Optimusのドライバはグラフィックスカード用のGeForce Driverとは別に配布されているものの,Optimusドライバの中にGeForce Driverが同梱される形だ。








デスクトップ上での右クリックメニューにはIntel GMAのコントロールパネルを表示する「グラフィックプロパティ」および「グラフィックオプション」と,お馴染み「NVIDIAコントロールパネル」の選択肢がある
Intel GMAのドライバは8.15.10.1986というバージョンがインストールされていた。バージョンを変えるとどうなるかは,のちほど検証する



 OptimusでGPUが使用されるのは,3Dや動画関連などアクセラレータが必要になるときだけだ。そのため,NVIDIAコントロールパネルの様子は,ほかのNVIDIA Driverのそれとはやや異なっている。






OptimusのNVIDIAコントロールパネル。ディスプレイ周りの設定がなく,3Dの設定とPure Video関連の設定しかない
RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』
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